令和8年 年頭の訓示

令和8年 年頭の訓示
 
明けましておめでとうございます。同僚職員の皆様には、昨年中、市政運営に御尽力をいただき、心から感謝いたします。市役所の仕事一つ一つが、市民の安心や信頼の土台となっています。改めて、皆さんの努力に敬意を表します。
さて、今年は干支で言えば丙午(ひのえうま)の年です。
丙は「陽の火」、午は「前進」「躍動」を意味すると言われています。火は扱い方を誤れば危うさもありますが、正しく使えば、周囲を照らし、前に進む力となります。まさに今年は、情熱と行動力を、良い方向へとつなげていく年だと受け止めています。一方で、私たちを取り巻く環境は、決して楽観できるものではありません。
人口減少、少子高齢化、財政制約、頻発する自然災害、そして市民ニーズの多様化。行政には、これまで以上に「確実さ」と「柔軟さ」の両立が求められています。 
こうした時代だからこそ、私が職員の皆さんにお願いしたいことは、大きく三つあります。
一つ目は、「市民の目線に立ち続けること」です。私たちの仕事の先には、必ず市民がいます。制度や前例は大切ですが、それが目的化してしまっては本末転倒です。「この手続は市民にとって分かりやすいか」「この対応は安心につながっているか」。日々の業務の中で、ほんの一歩、市民の立場に立って考える姿勢を大切にしてほしいと思います。
二つ目は、「変化を恐れず、工夫を重ねること」です。すべてを一気に変える必要はありません。しかし、これまで当たり前だったやり方を、少し見直すだけで、業務が効率化したり、市民サービスが向上したりすることもあります。小さな改善の積み重ねが、組織全体の力になります。今年はぜひ、「去年と同じでいいのか」という問いを、各職場で共有していただきたいと思います。
三つ目は、「互いを支え合う職場づくり」です。行政の仕事は、一人では完結しません。忙しさの中でこそ、声を掛け合い、情報を共有し、チームとして成果を上げることが重要です。心身の健康を守ることも、良い仕事をするための大切な条件です。困ったときに相談できる、助け合える職場の雰囲気を、皆さん一人一人がつくっていってほしいと思います。
私は、市長として、職員の皆さんが安心して力を発揮できる環境づくりに、引き続き取り組んでまいります。そして、市役所全体が「市民から信頼される組織」であり続けるよう、先頭に立って責任を果たす決意です。
結びに、新しい年が、職員の皆さん一人一人にとって、実り多く、成長を実感できる一年となることを心から願い、年頭の訓示といたします。 
 
令和8年1月5日 南陽市長 白岩孝夫