令和8年度 新採職員辞令交付式及び年度初め訓示
おはようございます。まず、新たに仲間となった新規採用の同僚職員の皆さん、南陽市役所への入庁を心から歓迎します。さて、皆さんに3つだけお願いします。1つ目、与えられた場所で全力を尽くして下さい。
2つ目、素直に先輩職員に学び、市民の声に耳を傾けて下さい。
3つ目、アンテナを高く上げ、地域に飛び出して下さい。
仏教に「三尺三寸の箸」という教えがあります。ご存知でしょうか。地獄も極楽も同じ物が置いてある。三尺三寸、1メートルの長い箸と、ごちそうが入った大きな鍋。地獄の人は自分の空腹を満たすために、その長い箸で必死に自分の口に運ぼうとするから食べられない。極楽にいる人達は、その長い箸で向かいの人に、お互いにどうぞと食べさせる。
この話をどう解釈するか、それは皆さん次第です。自分のために生きる人生は、昨日で終わりました。今日からは人のために生きる人生の始まりです。南陽市役所の仲間として、共にがんばっていきましょう。
さて、皆さんに申し上げます。平成26年7月30日に私が市長に就任してから、11年8か月が経過しました。この間、同僚職員の皆さんには大変お世話になり、ありがとうございます。残りの約4か月、もう少しだけよろしくお願いします。
ただ、あと少しだから、できるだけおとなしくしておこう、市長のイスにでんと座って楽して給料もらおうという考えは、私にはありません。市民の皆さんからは「思うところをやり切って下さい」「任期期間中は今まで以上に最後まで頑張れ」などと声をいただいています。その通りやるつもりです。
今年度から始まる第6次南陽市総合計画・後期基本計画の推進をはじめ、例えば、市ホームページ見直し、DX推進、防災対策、SDGs、医療的ケア児者支援、介護や障がい福祉向上、HPVワクチン接種推進、子育て支援、健幸まちづくり、農業の振興、ワイナリー創業支援、秋葉山復興植樹、赤湯駅前のデザインとビジネス機能整備、産業団地の整備、観光地ライトアップ、スマートインターチェンジ、都市基盤整備、上下水道耐震化と事業経営戦略推進、小中学校適正規模適正配置、南陽みらい議会や南陽高校市役所部などの人材育成、山形市及び上山市と連携した婚活事業など、この他のあらゆる事業も含め、手を緩めることなく施策を前に進めます。そうすることが、市民の負託を受けた私の責務であり、7月30日に就任される次の市長に市政を円滑に引き継げることに繋がり、ひいては市政発展と市民福祉が前に進むと考えるからです。
しかし、そのためにはどうしても必要なものがあります。皆さんの力です。もう少しだけ、私を助けて下さい。ただし、もし皆さんから見て、「こいつ、あと少しだからのほほんとしていやがるな」と思ったら、遠慮なく私のケツをビシバシ叩いて下さい。私は夏休みの宿題が始業式の朝まで終わらなくて泣きべそをかいていたタイプですので。
そして本市は来年度、市制施行60周年を迎えます。9年前の平成29年度には、50周年記念事業として、めざせ100万南陽若者コンペティション、ブラスト青少年海外音楽交流事業、非核平和ミュージカル公演、さわやかワインマラソン記念大会など、数多くの事業を行いました。
60周年、その先の70周年、さらに百周年をも見据えて、いま何をすべきか、知恵を出すのは皆さんです。これからしっかり考えてみて下さい。周年記念の年度であることを活用して、やりたい事業の予算を獲得するチャンスです。ぜひチャレンジしてみて下さい。そのことを意識しておけば、自ずと必要な情報が集まり、会うべき人と出会い、やるべきことが見えてくるはずです。先ほど新採職員の皆さんにアンテナを高く上げてとお話ししたのは、そういうことです。
皆さんに年度始めにこうしてお話しできるのは、私の任期中最後となります。今年度も仲間同士で支え合い、補い合いながら、公務員としての使命を果たしていきましょう。私もどんなに困難でも、自らの職責を果たしてまいりますので、令和8年度も同僚職員の皆様のご協力を衷心よりお願い申し上げ、年度初めの訓示といたします。
令和8年4月1日 南陽市長 白岩孝夫

