生成AI利用アンケート調査(2026.02月)
生成AIの活用について、第2回アンケート調査を実施しました。
第2回目となるアンケート調査は前回調査(第1回目)より約半年が経過し、その間の職員の意識の変化を探るものです。
アンケート回答の状況
◆ 第2回生成AI利用アンケート調査の結果(参考)第1回アンケート調査結果
アンケート調査結果から推定される現在の生成AI利用率:約33%(前回26.5%)
使用したプロンプトは
- 743 2つのアンケート結果の比較分析 A Type
- 744 2つのアンケート結果の比較分析 B Type
を使用しました。
アンケート結果からみる現在の状況についての考察
今回のアンケート結果では、この半年間で「生成AIを単に知っている」という段階から、「実務の道具として使いこなす」という新たなフェーズへと力強く足を踏み出したことが分かります。まず、最も目に見える変化は利用実態の広がりです。
2025年7月の時点では、週に1回以上AIを利用する層は全体の18%に過ぎませんでしたが、半年後には38%へと倍増しました。
一方で「利用したことがない」という層は大幅に減少し、AIはもはや一部のIT愛好家だけのものではなく、組織全体へと「横の展開」が広がっています。
この変化を支えたのは、週1〜2回の地道な「生成AIコラム」の配信でした。繰り返し情報に触れることで、職員の中にあった「AIへの未知の恐怖」が「身近な相棒」へと書き換えられる、いわばザイアンス効果(単純接触効果)が働いたものと考えられます。
しかし、利用が日常化する一方で、職員が抱える「悩み」の質は変化を遂げています。
以前は「どうプロンプトを書けばいいか分からない」といった操作レベルの戸惑いが中心でしたが、現在は「情報の正確性」や「セキュリティ」への懸念がトップに躍り出ています。
これは一見、不安が増大したネガティブな変化に見えますが、実は「プロフェッショナリズムの芽生え」を象徴する極めて健全な成長の証と捉えています。
AIを「遊び」ではなく「責任を伴う実務の道具」として認識し始めたからこそ、その出力に対してプロとしての責任感が問われるフェーズに入ったと考えらます。
こうした意識の変化は、次に求める学びの形にも現れています。
職員は「AIとは何か」という汎用的な知識には満足していません。今、求めているのは、「自分の、この、面倒な事務作業を具体的にどう自動化するか」という個別解です。
アンケートでは8割以上の職員がワークショップへの参加に前向きであり、特に「特定業務の自動化」への期待が突出しています。
総じて、組織は「認知という初期段階」を終え、「実践・定着」という精錬期へと入りました。
現在は、高まった職員のスキルや期待に対し、組織としてのインフラ整備やチェック体制(ガバナンス)の構築が追いつくかどうかの「ステージ」にあると考えています。

