ホームページのウェブアクセシビリティ対策

ウェブアクセシビリティとは

"ウェブアクセシビリティ"とは、「高齢者や障がい者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味します。
ウェブは、高齢者や障がい者にとっても、重要な情報源ですが、実際に提供されているウェブページにはバリアがあり、高齢者や障害者にとって使いにくい、あるいは使えない作りになっているために、内容を知ることさえできないものが少なくありません。
 

高齢者・障がい者にとってのホームページ

高齢者や障がい者にとって、ホームページは重要な情報源となりつつあります。特に、外出が困難な障がい者や視覚障がい者にとっては、ホームページからの情報収集や情報交換は、社会との大切な接点です。ウェブを使うと、新聞や雑誌などの情報を、視覚に障害のない人とほぼ同じタイミングで情報を得ることができます。さらに、これまで他人の力を借りなければならなかった文字による情報を、自分で検索したり、好みの情報を自分の好きな時に得ることができます。

ウェブを利用する際に、なにが問題となるのか

高齢者や障がい者がウェブを利用する時に、利用者の身体条件などによって、思ったように欲しい情報を取得できない、という問題が起こっています。特にハードルが高いのは、全盲や弱視といった視覚障がい者です。視覚障がい者は、文字で書かれたウェブサイトを、音声読み上げソフトと呼ばれるテキストデータを日本語で読み上げてくれる補助ソフトを使って、ウェブを読んでいます。ところが、画像で表現されたところは音声読み上げソフトでは、何が書かれているか判別することができず、読み上げてくれません。つまり、音声読み上げソフトを使って、ウェブを利用している視覚障害者は、画像で表現された大事な情報を知ることができないのです。

ウェブアクセシビリティを確保することの重要性

ウェブで提供されている情報が、ウェブを利用する環境や身体的な特徴などによって、得られたり得られなかったりすることがあっては、大変困る場合があります。特に、市民に情報を公開することを目的にしたウェブサイトでは、障害や年齢、アクセス環境の違いに関係なく、誰でも同じように情報を得られることが望まれます。
 

主なアクセシビリティ対応内容


■使用文字について
    機種依存文字の使用を禁止しています。
    外字に該当する漢字は、他の文字に置き換えるか画像にして掲載します。
    半角カタカナは使用しません。

■色、形について
    文字の色は背景と十分なコントラストをとり、色の組み合わせは見やすいように設定します。
    動く画像・文字や文字の点滅は原則使用しません。
    画像情報などにおいて、内容を理解するために必要な情報は、色、形や位置のみに依存せず、必ず文字による説明を併記します。

■文字拡大について
    文字のサイズを大きくして表示できる文字拡大サービスを提供します。
    ブラウザの設定により、必要に応じて利用者が変更可能にします。

■音声読み上げ
 音声による情報提供が行えるよう、音声読み上げサービスを提供します。

■リンクについて
    PDFファイルを用いる場合、リンク先がPDFデータであることを明示し、ファイルサイズを記載します。