市長のコラムNo.52 国の支援を得て市の負担を減らす(R7.10.1発行)

今年1月、埼玉県八潮市で、老朽化した下水道管が破損し、大規模な道路陥没事故が発生したことは、ニュースで皆さんご存知だと思います。

下水道をはじめ公共施設の維持は多額の費用がかかるため、市では公共施設を再編しています。例えば農業集落排水の下水道への統合を進めていて、それにはざっくり1億円近くかかり、全て市の負担になる見込みでした。

ところで、様々な会合で出張しているなかに、毎年東京で開催される「下水道事業を考える首長懇談会」というものがあります。県内35市町村で参加しているのは南陽市長だけです。

その場で私から「農業集落排水の下水道への統合費用を支援してほしい」と意見を述べたところ、国土交通省の下水道に関する責任ある立場の方から後日回答があり、国から約5千万円の支援を得ることができ、南陽市の負担が約5千万円減りました。

1回の出張には新幹線の往復だけでも約2万円かかりますが、財源や情報を得ることは、市政運営に必要不可欠です。だから、首長の果たす役割として、市のために脚を使います。



【令和7年10月1日更新】