市長のコラムNo.7 『挨拶にこめるもの』(H30.4.16発行)

 市長の仕事のひとつに、さまざまな行事や式典での市長挨拶があります。主催者の立場で挨拶することもあれば、来賓の立場もあります。その市長挨拶がどのように考案されているかのお話しです。

 基本的に、その行事や式典を所管する課が原案を作成します。市を代表して挨拶するわけですから、間違ったことを述べないためにもこの工程は必要です。それを私が見て疑問点を正し、削ったり加えたりして挨拶文が完成します。

それを行事等で読み上げます。

 その上で、大事にしていることがあります。なるべく短くすること。聞き手に合わせること。心を伝えることです。

例えば春は卒業式や入学式のシーズン。主役は子ども達なので、子ども達に伝わる言葉や内容になるよう努めます。今年出席した小学校の卒業式では、ちょうど冬の五輪があったので「卒業生みんなが金メダル」と話しましたが、悩みに悩んでその内容を思いついたのは、卒業式当日の朝でした。お祝いと励ましの気持ち、伝わったかな…。


【H30.2.16更新】