市長のコラムNo.18 『驚くべき中学生の行動力』(R2.2.1発行)

 沖縄の首里城が昨年10月、突然の火災により一夜にして焼失しました。焼け落ちる梁、呆然と涙を流す市民の姿を流したニュースは衝撃でした。

 なぜなら、南陽市の中学2年生が地域間交流セミナーで沖縄に毎年行ってお世話になっているからです。中学生は、首里城はもちろん、ひめゆりの塔や山形の塔を訪れ、沖縄の家庭で民泊し、貴重な経験をさせてもらっています。

 そこで南陽市では急遽、首里城再建のための募金箱を市役所に設置。寄せられた善意を、1月の交流セミナーで中学生から那覇市長に直接渡してもらうことにしました。
 すると中学生が驚きの行動を始めました。募金を呼びかけるポスターを作って、市内の商店や公民館などに貼りだしました。また書き損じ葉書の寄付を全校朝会で呼びかけ、それを切手に換え、募金に加えました。自分達でできることを考え、行動したのです。

 そんな中学生達を誇りに思うと共に、その想いが沖縄の人々の心に届き、励ましになることを心から願っています。

 
【R2.1.30更新】