市長のコラムNo.37 子ども達の姿(R5.4.3発行)

 去る3月。卒業の季節です。
 
 3月1日。県立南陽高校の卒業式。厳粛に進行し、いよいよ退場。クラス毎に担任の先生に先導されて歩み出す直前、それまで、しわぶき一つ聞こえない会場に、突然大きな声で「先生、ありがとうございました!」と、クラス全員の声。また別のクラスは、指でハートを作り、「先生、大好き!」。
 
 3月16日。中学校の卒業式終了後。昇降口前の門送りで、在校生が卒業生への応援を披露。そしてそれに応えて、卒業生が後輩に贈る最後のエール。1、2年生の声も大きかったけれど、それにも勝る、さすが3年生の魂の声。
 
 3月18日。小学校の卒業式。4年ぶりに体育館に響く、子どもたちが歌う澄んだ声の校歌、感謝の呼びかけ、別れの歌。そして涙。

 子ども達は言っていました。「できないこともあったけれど、何ができるか、どうすればできるか、自分たちで考え、工夫して、行動してきた。」
 コロナは撲滅された訳ではありません。しかし、細心の注意を払いながら前を向く子ども達の姿がありました。

 そして4月。希望芽吹く春です。
【令和5年4月3日更新】