南陽スカイパークバリアフリー宣言

南陽スカイパークバリアフリー宣言

「空のバリアフリー」

 南陽市は北に丘陵が延び、南に沃野が広がる美しい自然に恵まれた街です。この自然の恵みの一つに、十分一山、高ツムジ山があります。この標高500m級の山は米沢盆地の縁に連なり、吾妻連峰、飯豊連峰、蔵王山、月山などの山形県内の名山を見回すことができる内陸きってのビューポイントです。
 その十分一山には、麓の白竜湖から上昇気流が吹き上がり、いつのころからかスカイスポーツを楽しむ人たちの間で噂の名所となっていきました。この十分一山を南陽スカイパークとして整備し、高ツムジ山も加えて世界的なスカイレジャーの基地として決定付けたのが平成5年に開かれた第3回世界ハンググライディング女子世界選手権大会in南陽大会です。この大会の成功を機に日本有数のスカイレジャーの拠点として広く内外に認知されるようになりました。
 そして現在、この南陽スカイパークは新たなステージに移ろうとしています。
 それは車椅子使用者や高齢者でもタンデムフライト体験できるフライチェアを備えたバリアフリースカイパークです。フライチェアをタンデムフライトで操作できる高い技術を持ったインストラクターが、運営に携わることで、これまでにないスカイスポーツのあり方を提案できるスカイパークとなっております。
 誰でも自由に空を飛べたらと夢を見ます。このスカイパークはその夢を障がいがある人にも、高齢の方にも提供できる施設です。そしてそれは、本人ばかりではなく、ご家族や友人にも夢と希望を与えることができます。
 南陽市はこれらの南陽スカイパークの整備を実施し、日本一のバリアフリースカイパークを実現するため、ここに「空のバリアフリー」宣言を行います。
 心のバリアを開放するために、この南陽スカイパークが少しでもお役にたつことを願っています。
平成28年8月20日 南陽市長 白岩 孝夫
【南陽スカイパーク】
住所 山形県南陽市赤湯十分一山
電話 0238-43-2345