市長のコラムNo.25 『あの日から十年』(R3.4.1発行)

 東日本大震災から十年を迎えた3月11日。私は「東日本大震災津波 岩手県・陸前高田市合同追悼式」に、陸前高田市の戸羽太市長もOBの全国青年市長会の会長として参列していました。

 地震が発生した2時46分、黙祷が行われました。
追悼式会場から見える広田湾の防潮堤の上には、多くの人が列をなし、海に向かって黙祷していました。

 岩手県知事に続いて、戸羽市長が式辞を述べました。
「十年は節目と世の中では言うが、犠牲者の遺族や行方不明者の家族には節目などない。その思いを(戸羽市長はここで声を詰まらせておられました)大切にしながら、全力で復興に頑張っていく。」

 同市では1759名、人口の8%近い方が犠牲となられました。戸羽市長の大切なご家族も、そのお一人です。
 もしもの時に備え、一人一人が命を守るために、多くの市民の皆様と一緒に、南陽市で戸羽市長のお話をお聞きする機会を、ぜひ作りたいと思っています。
 
【R3.4.1更新】