南陽市の民俗芸能
南陽市の民俗芸能
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南陽市の民俗文化財 |
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舞楽及び稚児舞 |
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宮内熊野大社につたわるチゴタゴと呼ばれる稚児舞で、毎年7月の例祭りに舞殿で奉納されます。曲目は、振鉾式(えんぶしき)、拝舞(おがみまい)、三代舞(さんだいぶ)、眺望楽(ちょうぼうらく)、太平楽(たいへいらく)、蛇取舞(へびとりまい)、山姥(やまうば)の7番です。振鉾式、山姥のみ舞人とよばれる大人が舞い、あとの5番を稚児が舞います。市の無形民俗文化財に指定されています。 |
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獅子冠並びに梵天ばよい |
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南陽市宮内熊野大社の獅子かむりはいつ頃から始まったかはっきりしていませんが、少なくとも天正14年(1586年)には獅子祭りが行われていたことがわかっています。市指定無形民俗文化財です。獅子冠の祭事は、お獅子を箱から出すところから始まり、お幕ツケ、箱バヨイ、獅子ばよい、立場の獅子舞いといった様々な祭事が行われます。「バヨイ」というのは、「奪い」という意味で、箱バヨイはみんなで獅子頭の入った箱を奪い合う行事です。梵天ばよいの祭事は、行者達がボンテンをもって獅子児が二列になっている間を往復する間に、獅子児たちが栗の小枝で行者の肩や頭をたたき、またボンテンにつけられたシデを取り合うものです。 |
鍋田念仏踊り |
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南陽市鍋田地区にある大符神社の春の祭典(毎年4月15日)に奉納される伝統の踊りです。別名デンデコ舞いとも言います。この踊りはかつて雨ごいと豊作祈願の行事として、米沢盆地の各地で行われていましたが、現在ではこの鍋田地区だけで継承されています。「大念仏」とかかれた法被を着て扇を手に持ち、ゆるやかなテンポで長時間踊り続けられます。踊りには、参道で踊る「道行き」と神社前で踊る「いれは」のふたつがあります。市の無形民俗文化財に指定されています。 | |
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みちゆき踊り | いれは踊り |
南陽市のおはやし・踊り |
白竜ばやし |
白竜ばやしは、赤湯地区の農家の間に天明年間の頃よりつたわっている民間芸能です。芝居と共に三味線の伴奏による一種の手踊りが独特のユーモアを見せてくれます。赤湯八幡神社の祭礼の時に、トラックの屋台の上で演じられ、町内をねり歩きます。 |
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熊野ばやし |
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北条郷熊野ばやしは、宮内地区の「こどもみこし保存会」が中心となって、平成8年に発足しました。熊野大社の7月の例大祭での演奏や、各地の催し物への参加を行っています。 演奏メンバーは現在、学校の先生2名、高校生2名、女性2名、保存会5名の11名でがんばっています。熊野ばやしは、古き良き伝統を引継ぎ、そこに新しい息吹を加え、地域の発展に貢献しています。 |
小滝田植え踊り |
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南陽市小滝地区の小滝田植え踊りは、五穀豊穣を祈願して小正月前後や鎮守の祭礼に行われる民俗芸能です。音頭取りを先頭に、花笠をつけ美しく着飾った早乙女(男が女装する時もある)が神社や家々を訪れ、その広場や庭先で唄と踊りを披露します。 |
南陽市の太鼓 |
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赤湯温泉暴れ獅子太鼓 |
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暴れ獅子太鼓は、毎年9月の烏帽子山八幡宮例大祭及び、赤湯温泉ふるさとまつりの若者獅子舞い(暴れ獅子)を鼓舞し、祭りを一層盛り上げるため創設されました。暴れ獅子太鼓の曲は、序奏「梵天鼓」、本奏「暴れ獅子鼓」、終奏「鎮め鼓」の3部構成の勇壮な太鼓です。 |
龍樹太鼓 |
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南陽市梨郷地区の龍樹太鼓は昭和62年に創作された太鼓で、毎年地区の文化祭や祭りの中で演奏されています。龍樹太鼓の曲は、ふるさと梨郷の生活のリズムを刻んだもので、朝の目覚めから始まり、日中の活動、夕方の眠りまでの一日を太鼓の強弱で表現したものです。曲名は地区民に親しまれている龍樹山からつけられたものです。 |
錣・泰山太鼓 |
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「錣・泰山」(しころたいざん)の鼓名は日本太鼓錣古流の頭一字をもらい受け、泰山(中国にある名峰)のようにしっかりと安定し、その道を仰ぎ尊ばれる事を念じて命名されました。 錣・泰山太鼓は地域の活力と文化の高揚のため結成されました。平成2年に稽古が始まり、現在は「夕映」、「まんじ」、「泰山ばやし」等がある。 |