「白竜銀河の森」 ぶどう畑のレストラン

「白竜銀河の森」とは?

 白竜銀河の森は、南陽市赤湯十分一山の中腹の「ぶどう園跡地」にあります。所有者である「株式会社いきかえりの宿 瀧波」(須藤清市社長)が、平成20年度から、県民みんなで支える森・みどり環境公募事業の助成を受け、森づくり事業を進めているものです。
 豊かな森づくりを目指し、NPO美しいやまがた森林活動支援センターや米沢地方森林組合、山形新聞、地元有志の方々の協力のもと、森林整備と自然環境学習に取り組み、市民が自然に触れ合える森づくりを行っています。

東北芸術工科大生の「畑のレストランプロジェクト」始動

  • 芸工大生が各々のデザイン提案したプレゼンテーションの様子。(山形新聞南陽支社提供)
 須藤社長と親交のあった東北芸工大の西澤順准教授と、東京大柏キャンパスの日高特任助教授が、環境デザインや農村振興の観点から着目し、芸工大プロダクトデザイン学科3年生の演習を兼ねて、森の一角に独特の味わいを持った「畑のレストラン」を作ろうと動き出しました。

 

ぶどう畑のレストランのお披露目

 平成21年10月4日(日曜日)に、ぶどう畑のレストランと、十分一山からの景観を満喫するツアーが行われました。南陽市はもちろん、他市町や県外からも多くの方が参加し、プロジェクトの一員である芸工大の学生を含め約50名が参加しました。
 森林ガイドさん(NPO美しい山形森林活動支援センター)の案内で、木の実拾いや巨木の名前付けを楽しみながら約2キロメートルの道を散策しました。

白竜湖を見下ろせる野外レストラン
 木組みの台を活用したウッドデッキ風のフロア、店内は、すべて学生のデザインによる作品です。白木の風合いを生かした椅子やテーブルが並び、周囲の木々には果実栽培の袋がけをイメージした照明灯もあります。

 店内には、市内の4ワイナリーのボトルが並び、早速地産料理のバイキングを味わうと、「地元でもこんな経験めったにできない」、「空気も景色も料理も最高!」と、参加者には笑顔が広がっていました。
 また、構想を練ってきた学生たちも「本当に実現するとは思わなかった」と、予想以上の演出に感無量の様子でした。
  • 森林散策をする参加者の皆さん。
  • ぶどう畑のレストラン
  • 眼科に白竜湖を望む風景(株式会社いきかえりの宿 瀧波提供)