烏帽子山千本桜保存会総会および同会設立30周年記念式典

 4月20日(水)赤湯公民館において、「烏帽子山千本桜保存会総会および同会設立30周年記念式典」が開催されました。烏帽子山千本桜保存会は、冬期の鳥害防止や施肥を実施し、烏帽子山公園の千本桜を毎年きれいに咲かせるための活動だけでなく、平成5年からは桜の苗木プレゼント等を行い、桜のまちづくりにも寄与され、この度30周年の節目を迎えられました。

 総会では白岩市長から「大雪による枝折れ、鳥害が心配されたが、素晴らしい花を咲かせるために保存会の皆様が日頃から汗をかき、御苦労されているおかげと感じています。烏帽子山千本桜は南陽市の観光の始まりであるため、関係者の皆様と団結し、多くの人に南陽市を訪れて喜んでもらえるように努めてまいりたい」と挨拶がありました。

 総会終了後の記念式典では、令和元年10月には全国緑化功労者として烏帽子山千本桜保存会の柴田正夫前会長が国土交通大臣表彰を、令和2年10月には桜のまちづくりへの貢献等を称えて保存会が南陽市から市表彰を受けたことが報告され、白岩市長から保存会の柴田前会長へ花束が贈呈されました。
 
 その後、保存会の顧問であり樹木医の三森和裕様から「烏帽子山公園の今とこれから」と題し記念講演がありました。講演では「『桜は人で咲く』と言われます。保存会を始め、多くの地域の方々が公園の清掃と桜の木を守る活動を行っていることで、毎年美しい桜の花を見ることができます」とお話がありました。

 烏帽子山公園の桜は満開を迎え、たくさんのお客様にお越しいただいております。毎年きれいな桜を見ることができるのは、保存会の皆様による御尽力のおかげであり、これからも烏帽子山千本桜を後世に残していくために、御協力をよろしくお願いいたします。

(更新日:令和4年4月20日)