南陽市総合防災訓練を実施しました

 10月16日(日)、漆山地内西工業団地池黒団地周辺を会場に、南陽市総合防災訓練を実施しました。

 今年度は、長井西縁断層帯を震源とする大規模な災害を想定し、避難所の設置、ライフラインの復旧に関する訓練などを行い、担架搬送・応急救護訓練、倒壊した建物内の要救助者を想定した倒壊建物救出救助訓練では、セミブラインド(一部訓練のシナリオを与えない)方式とし、消防団と消防署が連携し、ドローンによる上空からの被害状況の把握や検索活動、要救助者の救助などを実践に近い形で行いました。

 また、シェイクアウト訓練では、時間を告知せず、身を守るための基本的な行動を参加者全員が一斉に行いました。

 訓練には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念される状況下、南陽市消防団、漆山地区長会・自主防災会、その他防災機関・関係団体合わせて24団体から約500名の方々が基本的な感染対策をとりながら参加をいただきました。

 特に漆山地区自主防災会では、行政に頼らない自主的な避難所設置運営に取り組むなど防災意識の高さを実感するとともに、身のある訓練が実施することができました。

 白岩市長からは、「本日の訓練は総じて良好であった、例年にも増して多くの大規模な自然災害から人間の想定を上回る事前の脅威が必ずやってくること、その時に、私たちにできることは『逃げること』であることをあらためて強く肝に銘じ、日ごろから災害に対する正しい認識をもち、災害に備えてほしい」との講評がありました。

 訓練にご参加・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

更新日:令和4年10月16日