水害対応総合訓練を行いました

 

5月21日(日)、各地区・自主防災会、水防団(消防団)、水防関係者およそ1,300名の方々に参加をいただき、「南陽市水害対応訓練」を実施しました。

「避難訓練」では、午前8時に市内全域に「高齢者等避難」が発令され、市内では自主防災会による安否確認、消防団による避難誘導、市内28箇所の避難所(指定緊急避難所・一時避難所)が次々に開設されるなど避難準備が進められ、午前8時30分の「避難指示」発令とともに、住民が最寄りの避難所への避難行動が行われました。

また、この間、コロナ禍でなかなか取組むことができなかった自主防災会組織による独自訓練では、各地区が積極的に防災・減災、事前防災対策の啓発に取組んでいただきました。

「避難訓練」終了後、市長が防災行政無線のマイクを握り、「日ごろから災害時の避難行動を前もって考えていただき、危険を感じたら『自分の命は自分で守る』行動を速やかにとってください」と出水期に向けたメッセージを放送しました。

次に、宮内地内、向山公園野球場付近吉野川左岸河川敷で行われた「水防訓練」では、南陽市水防団(消防団)、宮内・漆山・吉野・金山地区自主防災会が参加し、土のう作成、積み土のう工法等の水防活動に取組む一方、南陽消防署による水難救助訓練を行うなど、水防関係者が連携し、有事即時対応の訓練を行いました。

令和2年7月豪雨における最上川中流域の溢水による水災害、昨年8月には大雨特別警報が発令されるなど、近年の水災害は局地化、激甚化し、各地で大きな被害が発生しています。

水害や土砂災害が起こりやすい季節となります。

各家庭で、大切な命を守るために、ハザードマップを確認し、自分のいるところの災害のリスクを確認しましょう。

そして、日ごろから災害に対する備えをとり、いざというとき『自分の命は自分で守る』行動をとりましょう。