こども歴史教室 鎌倉・室町時代 武士の時代1

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1192年、源頼朝が鎌倉幕府を開き、武士の世の中が始まりました。平安時代までの貴族社会にかわり、実力本位の武士の時代になりました。 人々は仏教にこころのやすらぎをもとめ、各地に板碑(いたび)と呼ばれる仏教の供養のための石造物をつくりました。

南陽市内の鎌倉時代の文物

鎌倉時代

写真1正元元年大日板碑
山形県内最古の板碑(正元元年大日板碑)(1259年)

 

写真2立像

木造阿弥陀如来立像(鎌倉時代の市指定文化財)

写真3板碑

弘安7年銘阿弥陀板碑
(1284年、郡山地区)

写真4板碑

永仁阿弥陀板碑
(池黒地区)

写真5板碑

永仁阿弥陀板碑
(西落合地区)

写真6磨崖板碑

永仁2年磨崖板碑
(えいにんにねんまがいいたび)
(1294年)

写真7座像

木造薬師如来座像
(鎌倉時代の県指定文化財)


鎌倉から室町時代へ

写真8板碑

正慶二年阿弥陀板碑(1333年)
この板碑は、北朝年号で2月に建てられました。この年の5月に鎌倉幕府が滅亡します。

写真9板碑

元弘三年阿弥陀板碑(1333年)
この板碑は、南朝年号で10月に建てられました。

同じ市内にありながら、南朝と北朝に分かれていました。


室町時代

写真10板碑

建武二年の磨崖板碑(1335年)

写真11板碑

文和三年阿弥陀板碑(1354年)
高さ4.12メートルの山形県内で二番目に大きい板碑です。