こども歴史教室 弥生時代(稲作と豪族1)

 

  大陸から稲作が伝わり、南陽市付近では今から約2300年くらい前に米づくりが始まりました。弥生時代には銅鐸(どうたく)や鉄斧(てっぷ)といった金属製品などが米といっしょに日本に伝わり、それまでの縄文土器に比べ、文様の簡素な弥生土器がつくられるようになりました。日本の各地に小さなクニが生まれ、弥生時代の終わりころになると多くのクニを統率し、中国に使いを送るほどの力をもった邪馬台国の卑弥呼(ひみこ)が現れました。南陽市では萩生田遺跡や沢田遺跡など米づくりに適した平野部を中心に弥生時代の遺跡が分布しています。
 

石包丁ときつね

 


南陽市から見つかっている弥生時代の土器と石器など


写真2弥生式土器

 写真3石包丁

写真1石器、矢尻

弥生時代中期の弥生土器
(掛在家遺跡)

 石包丁
(萩生田遺跡)
(稲刈りの道具)

 弥生時代の矢じり
(大野平遺跡、掛在家遺跡)

 写真4石くわ石鍬(萩生田遺跡)

 写真5弥生式土器弥生時代後期の土器と矢じり
(沢田遺跡など)